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排卵日以外の性交渉の妊娠率

2022年6月30日 (木) 11:19

 「排卵日に性交渉をすると、妊娠しやすい」ということは、ご存知の方も多いと思いますが、よく一般的に言われます。

 

 

しかし、「あの日は排卵日ではなかったハズのに、妊娠した…」という方もいるんです。

 

人間の身体はまだまだ知られていない事も多く、排卵日と妊娠の関係については、はっきりとわからない部分もあるかもしれません。

 

基本的な妊娠までの過程をお伝えすると、排卵とは、女性の卵巣という卵を育てる袋から、卵子という卵が放出されることをいいます。

 

基本的には、1ヶ月に1度、1個の卵子が育ち、成熟して卵巣から放出された日が「排卵日」です。

排卵された卵子が、卵管という管の中を通って、子宮の方に向かっていく過程の中で、精子と合わさるのが、「受精」です。

 

 

この受精卵が、「卵割」という細胞分裂を繰り返しながら、子宮内膜に着床すると、妊娠が成立します。

すなわち、排卵日に性交渉をすれば、卵子と精子が出会う確率は高く、妊娠しやすいといえます。

 

 

妊活中の方の中には、基礎体温を計って排卵日を推測して、排卵日のタイミングで性交渉を行う人も多くいます。

 

 

しかし、妊娠をするのは、排卵日にした性交渉だけとは限りません。

なぜなら、精子と卵子の寿命が違うからです。

 

基本的に卵子は約1日精子は2~3日の寿命といわれています。

 

 

性交渉で膣に入ったあとの精子の寿命から考えても、排卵日当日だけではなく、

 

その数日前に性交渉があった場合でも排卵日まで精子が生き続けることで妊娠する

可能性がある
のです。

 

 

そして排卵される時間によっては、排卵日当日と、その翌日でも妊娠できるチャンスがあります。

 

しかし、その中でも、妊娠する確率が最も高いと言われているのは、排卵日の12日前です。

 

 

排卵日当日はすでに少し妊娠率が下がっており、排卵日の3日くらい前から、できるだけ多く性交渉を持つことで、妊娠の可能性は高まります。

 

卵子の寿命は約1日ありますが、実際に受精する能力が高いのは、そのうちの68時間程度

精子の寿命が2~3日だと考えると、排卵が起こる前に性交渉を行って、排卵した直後の卵子を精子が待ち受けている、という状態にしておいたほうが、妊娠しやすくなります。

 

 ただし、「排卵した瞬間」を正確に認識することは難しく、実際の排卵日が予測していた日とずれて妊娠した、ということもありえます。

 排卵予定日の前後1週間は、妊娠する可能性があると考えておきましょう。





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