2023年5月5日 (金) 03:56
晩婚・晩産化などを背景に、不妊治療が急速に広まっています。 その中の体外受精において、卵子の空砲ということが起こります。
そこで、今回は、体外受精における卵子の空砲をテーマにご紹介したいと思います。
空砲とは
『卵子』は『卵胞』という袋の中に包み込まれています。
『空砲』とは、卵子が入っていない卵胞の事です。
正確にいうと、不妊治療における体外受精の場合、卵胞の中の卵子の育ち具合や形状がわかります。
順調に発育し、自力で排卵が可能であるような状態の卵子を使って、精子との培養を行います。
逆に、未成熟だったり、奇形のある卵子は培養ができないので廃棄されます。
その卵子が入っていた卵胞のことを『空砲』と呼びます。
空胞になる4大原因とは
1.遺残卵胞
遺残卵胞とは、生理になっても前の周期の卵胞が卵巣内に残ったままでいることです。
本来、排卵後の卵胞は黄体となり、他の卵胞と共に体内に吸収されて消えてリセットされますが、吸収されずに次の周期の生理時も残ったままになっている状態です。
不妊治療の場合、排卵誘発剤を使用すると起こりやすいと言われています。
2.誘発不足
FSH10以上の高値、抗ミューラ管ホルモンの低値は卵巣予備機能低下を意味します。
そのような場合、卵胞が反応できないため、卵胞発育不良により空胞になります。
卵巣機能が低下しているからこそ適切な誘発が必要です。
卵胞1つ当たり250以上のE2が分泌していることが良好卵が採卵できる目安です。
3.LHホルモン上昇のタイミング不良
LH(黄体形成ホルモン)は女性ホルモンのひとつです。
このホルモンは、成熟した卵胞に対して排卵を促す働きと、排卵後の卵胞に対して黄体化を促す働きを持っています。
黄体ホルモンの代用に使われているHCG注射や点鼻薬のタイミングが合わず、卵子を包んでいる顆粒膜が剥がれなかったことによって空胞になります。
4.加齢
加齢などが原因で、卵胞の発育は認められるが卵子が発育しない、あるいは未成熟な場合です。
このような例では、採卵前E2も250以上上昇しますが、卵子の発育がないため空胞となります。
当院では、生理期、低温期、高温期それぞれの周期に適した鍼灸と採卵や移植、人工授精のタイミングに合わせた適切な鍼灸施術を行うことで、高い妊娠率を維持し続けるように働きかけます。
患者様の不妊の諸症状に合わせて鍼灸・骨盤を中心とした整体施術で全身の血流を促進し、内臓・自律神経にも働きかけ妊娠しやすいホルモン数値に変化を促します。
仲町鍼灸接骨院
東京都江東区富岡1-24-5
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03-5245-1311
HP:https://www.koto-funin.com/
当院の患者様は「原因不明と言われてしまった」「不妊治療クリニックを何度も転院」という方もいらっしゃいます。
もしあなたが、もっと他に取り組める方法をお探しであれば是非一度でも良いので、お試し頂きたいと思います。
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