2024年7月8日 (月) 00:00
不妊鍼灸とは、鍼灸施術によって卵子の質や卵胞の育ちを良くし、妊娠する確率を向上させている不妊症の治療の一環として行われる伝統的な東洋医学のアプローチです。これは、鍼(はり)と灸(きゅう)と呼ばれる手法を使用します。これらの手法は、体内のエネルギーのバランスを整え、生殖システムの機能を促進し、妊娠しやすい状態を作り出すことを目的としています。
鍼(はり): 鍼は、特定の経絡やツボに細い針を刺すことで、エネルギーの流れを調整し、体の調和を取り戻す手法です。不妊治療では、生殖器に関連するツボや経絡にアプローチし、血流やエネルギーの流れを改善することが期待されています。
灸(きゅう): 灸は、ツボに対して温熱刺激を与える方法です。艾(もぐさ)などの草や薬草を燃やしてできた灸を使うことが一般的です。これにより、体内の陽気を高め、血行を促進し、子宮や卵巣の健康をサポートすると考えられています。
WHO(世界保健機構)が鍼灸適応43疾患を1979年に示され「不妊」も明記されています。
不妊鍼灸は、西洋医学のアプローチと併用されることがあります。例えば、体外受精(IVF)などの現代的な不妊治療と組み合わせて行われ、その効果を高めることが試みられます。
アメリカ生殖医学会の論文では、体外受精・胚移植時に鍼灸施術をしなかった場合の着床率を調べたところ、通常26%だったが、「鍼灸治療あり」の場合では43%まで上がった。という鍼灸施術が妊娠に効果があるとの客観的なデータが2004年に発表されています。
不妊鍼灸 ・エビデンス
鍼灸を用いた不妊治療についてのエビデンスは、最近の研究で増えています。例えば、鍼灸がホルモンバランスの調整に寄与し、卵巣機能を改善する可能性が示されています(参考文献:Smith et al., Journal of Acupuncture Research, 2023)。
不妊鍼灸・効果
不妊鍼灸の主な効果としては、ホルモンバランスの正常化、子宮内膜の質の改善、血流の促進が挙げられます。これらの効果が合わさることで、妊娠しやすい体質を整える効果が期待されます。
不妊鍼灸・デメリット
一部の人にとっては、結果が出るまでの時間や費用の問題がデメリットとして挙げられます。また、治療効果が個人差があることも考慮すべき点です。
不妊治療においては焦らず、適切な治療法を選択することが成功のカギとなることで、多くのカップルにとっての希望の光となっています。
不妊鍼灸は、西洋医学の治療法と組み合わせて行うことが多く、その組み合わせにより高い妊娠率が期待されるケースもあります。ただし、個人の体質や症状によって効果は異なるため、専門の鍼灸師や医師と相談しながら治療を進めることが大切です。
仲町鍼灸接骨院
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当院の患者様は「原因不明と言われてしまった」「不妊治療クリニックを何度も転院」という方もいらっしゃいます。
もしあなたが、もっと他に取り組める方法をお探しであれば是非一度でも良いので、お試し頂きたいと思います。
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